事業をしていると『これは本当に自分がやりたかったことなのだろうか？』
『自分や自分の会社を通じて社会に提供したい価値は何だろう？』
と自問する瞬間があるかと思います。時間を取って内省することで答えが見えてきます。
一方で、日々の生活ややらなければならないことで、ついついそのような時間を後回しにしてしまったり、とれなかったりします。
また、自分と向き合うことには、パワーと時間がいるので、少しやっては、今日はこの辺でやめておこうと途中にしてしまい、深堀りができず腑に落ちる答えを見つけられずにいないでしょうか？私も面倒臭がりですし、集中力が長く続かず、忍耐強くない性分なので、お気持ちよくわかります。
でも、やっぱり時間をとってじっくり自分と向き合うと、自分のゆるぎない信念がわかったり、そこから生まれる決意などができるようになります。そのような自分と向き合い、会社の理念や存在理由につながる心の奥底にある自分の想いに触れる時間と機会を提供させて頂きたいと思い、この仕事をさせて頂いています。お客様の感想として一番多いものが、「気持ちの整理の時間になるのですごく助かる」という感想です。私は天職の見つけ方を研究したくて、イギリスの大学院に進学したのですが、修士論文で日本人漫画作家の方にインタビューし、日本人漫画作家のケースから学ぶ天職の見つけ方、発展のさせ方を研究しました。
その時にインタビューさせて頂いた漫画作家の方に、「デビューした時の新鮮な情熱や純粋な想いを思い出せて、改めて自分がなぜ漫画を描いているか認識できてよかった」とい言って頂き、ボランティアでインタビューに協力して頂いたのですが、良い棚卸しになると口コミで広まり、多くの方にインタビューをさせて頂けました。誰もが、熱い想いを感じる仕事やこれだけはゆずれないというこだわり、時間を忘れて取り組める何かを持っています。でも経営者となると、社員の方への気遣いやこれまでの会社の経営方針、事業、市場のニーズからそういった情熱や個性を後回しにしてしまいます。このようなお気持ちもとてもわかります。それでも、一度は、自分の心に秘めた熱い思いを吐き出してみてほしいのです。
経営者様の情熱、個性、信念と会社の行くべき方向性が重なるところが必ずあります。
そこがわかると経営者の方もより生きがいとして取り組むことができると考えています。
経営者の方が心からやりたいと思う事と会社が社会に出す貢献が一致すると、会社は自ら光を放つようになり、社員の方も生き生きし、また会社が提供する商品、サービスも唯一無二の価値を持つようになります。そのお手伝いをさせて頂きたいです。